
地位も名誉もある実業家リチャードは、ある晩、結婚して14年になる妻マリアに唐突に「離婚したい」と切り出す。その夜、リチャードは美しい高級娼婦ジーニーと、そしてマリアはディスコで出会った青年チェットと、別々の夜を過ごすのだった……。 商業主義の映画作りに嫌気がさしたカサヴェテスが全収入をつぎ込んで製作、アカデミー賞3部門ノミネートを果たし、ハリウッドを見返した革命的傑作。題名通り、人物の「表情」を執拗に追い、わずか一日半のうちに崩壊する夫婦を描く。出演はカサヴェテス夫人でもあるジーナ・ローランズ、当時ロバート・アルトマンの秘書だったリン・カーリン、本作でヴェネチア映画祭最優秀主演男優賞に輝いたジョン・マーレイほか。