
監督 ロバート・アルドリッチ
出演 ラルフ・ミーカー
アルバート・デッカー
ポール・ステュアート
マリオン・カー
製作年 1955年
製作国 アメリカ
上映時間 106分
サイズ ビスタサイズ
音声 英語 モノラル
カラー/モノクロ モノクロ
DVD : KKDS-263
価格 :¥5,040(税抜¥4,800)
販売元:紀伊國屋書店
タフで女好きの私立探偵マイク・ハマー(ラルフ・ミーカー)は深夜の幹線道路上でレインコートを着て逃げる謎めいた女を拾い、車に乗せる。だが、彼らは3人の男に捕まり、拷問を受けて殺された女は、気絶寸前のマイクとともに車に乗せられ、崖から突き落される。命を取り止めたマイクは退院後、この事件の背後に隠された陰謀を暴く決意をする。彼は見知らぬ男たちに付け狙われるが、殺された女の同居人リリー・カーヴァー(ギャビー・ロジャーズ)を転居先で探し当てる。さらにマイクは、ギャングのボス、カール・エベロ(ポール・スチュワート)に会い、殺された科学者ニコラス・レイモンドの謎を追う。マイクは、自分も命を狙われていると訴えるリリーを匿う。マイクの親友の自動車修理工ニックも殺され、マイクは復讐を誓う。だがマイクの恋人兼女秘書ヴェルダ(マクシン・クーパー)は誘拐され、マイクもエベロの手下2人に海辺の別荘に連行される。マイクは、ソバリン医師(アルバート・デッカー)に自白剤を飲まされるが、なんとか脱出、ついに犯罪者たちの探し求める鞄を見つけるが、その鞄も何者かに奪われる。そこには恐るべき秘密が隠されていた。
残酷な暴力とセックスのほのめかしに満ちたミッキー・スピレインの原作を自由に翻案。公開時、興行的には失敗するものの、反骨の監督ロバート・アルドリッチが初めて自分の作家性を全開させた異色作である。まず同時代のフランスで、そのスピーディーで皮肉で破天荒な演出が高く評価され、後に本国でも究極のカルト映画としての評価が確立した。ひねりの利いた機知に富む脚色はノワール作家としても知られるA・I・ベゼリデス(『危険な場所で』)。日本では55年の初公開以来、長らく観る機会がなかったが、98年、「ディレクターズ・カット」が初公開された。これは、アルドリッチの死後、全米監督協会(AFI)に寄贈された本人所蔵のプリントに基づくヴァージョンで、それまで本国で流布していた16ミリ版やビデオ版と結末が違っている。監督の意図した初公開時の真正版もこの版と思われる。異版の結末は特典として別収録されている。