
かつて夫婦として生活をともにしたマリアンとヨハンは、離婚後30年ぶりに再会する。その傍ら、ヨハンの息子ヘンリックとその娘カーリンは、互いへの激しい愛憎をたぎらせ、痛みと苦しみの感情をサラバンド(=バッハの《無伴奏チェロ組曲第5番の第4曲》)にぶつけていく──。
名作『ある結婚の風景』の続篇にあたるこの「最後の作品」に、ベルイマンは銀塩フィルムを一切使用しないハイビジョン撮影で挑んだ。その仮借のないまなざしは、男と女、そして親子の愛の深淵を残酷なまでに克明に描き出してゆく。特典として、日本での劇場公開時に取材されたリヴ・ウルマンのインタビュー音声を、貴重なオフショットを含むフォト・ギャラリー付きで収録。