
自身、貴族の末裔であるイタリア映画界の巨星ルキーノ・ヴィスコンティの代表作にして、1963年カンヌ国際映画祭グランプリに輝いた壮大なスケールの超大作。撮影には9カ月を要し、最終的には500人ものスタッフが関わることとなった。シチリア島の雄大なる自然、映画史に語りつがれる、1時間近くに及ぶクライマックスの大舞踏会……CGなどない時代の、「すべてが本物」の映画の力に圧倒される。 主演はアメリカ映画界から大抜擢され見事に没落貴族の風格と悲哀を演じきったバート・ランカスター、彼の甥に『若者のすべて』(60)に続いてヴィスコンティ作品への出演となった、まさに上り調子の時期のアラン・ドロン、そして豪華絢爛な映画をさらに艶やかにするヒロインに、こちらもまだキャリア初期のクラウディア・カルデナーレ。スタッフは、音楽の名匠ニーノ・ロータを始め、ヴィスコンティ組の常連が顔を揃えた。
1963年 カンヌ国際映画祭グランプリ